米国経済はよみがえるか 4
ケインズ理論は1930年代に大恐慌後の経済社会再建のために生まれ、政府による有効需要管理によって景気コントロールを図る需要重視の立場に立っています。
第二次大戦後の各国の復興にもケインズ理論は役立ち、長く先進国の財政金融運営の指針となってきました。
米国でも繁栄を謳歌した60年代まで、ニューエコノミックス(ケネディ政権の経済政策の総称)との呼び名で、ケインズ理論が実際に応用されていました。
・・・しかし、こうした従来理論では70年代のスタグフレーションを説明できず、的確な政策をとれないとの疑問が生じてきました。
新しい物差しと道具スタグフレーションをどう解決していくのか・・・。
ミルトン・フリードマン・シカゴ大教授らによる「マネタリズム」は自由放任主義、つまり
「経済調整を市場機能に委ね、政府の介入を極力排すべきだ」
・・・と主張。
インフレ抑制や安定成長は「通貨量の伸びを一定にコントロール」することによって達成できると提言しました。