米国経済はよみがえるか 3
レーガン大統領は、
「彼ら(カーター民主党政権)がホワイトハウスを離れた時(81年)には状況はどうだったのか」
・・・と切り返しました。
レーガノミックスの功罪はその背景となる時代と切り離しては語れません。
70年代の米国経済は石油危機以降の持続的インフレと不況の併存・・・
いわゆるスタグフレーションに悩んでいました。
実質経済成長率は79年2・5%、80年にはマイナス0・2%となり、失業率は7%台に跳ね上がっていました。
消費物価上昇率はこの2年に11・3%、22・5%、労働生産性はマイナスを記録し、インフレに引きずられて金利は20%台の異常事態が続きました。
なぜ異常事態に陥ったのでしょうか。
原因を突き止めるメスの役割を担ったのが、サプライサイド・エコノミックスと呼ばれる供給重視型経済学・・・
さらに通貨量管理主義とでも言うべきマネタリズムなどの新しい理論です。
従来の総需要管理型のケインズ派経済理論を正統とすれば、レーガノミックスは異端とも見倣される新理論に立脚した点で注目を集めました。